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認知症対応

認知症対応病棟について

当院の認知症対応病棟は種々の疾患に伴う認知機能低下により介護が必要な患者様の治療に特化した病棟です。

病棟のご紹介

男女混合の病棟です。
病棟中心に光庭があり、日光が注ぐ明るい雰囲気です。日中の日当たりが良く、日光浴をされる患者様も多くいらっしゃいます。

全室4人部屋です。ゆとりの広さで個人スペースを区切ってご使用いただけます。
患者様同士の交流もあり、現実的な刺激を多く受けていただける環境となっています。
※病床数48床、全室差額ベッド代を頂いています。

※個人スペースでは、手芸を楽しまれている患者様もいらっしゃいます。
患者様の了承を得て、掲載しています。
 
医療費の増大に伴い、入院治療の期間にある程度の制限を設けている施設もありますが、認知機能が低下している状態は環境の影響を受けやすく、短期間での環境変化は心身への負担が大きいことから、当病棟では入院期間に制限を設けておりません。

認知症ケアについて

認知症対応病棟では、「1日1日を大切に!明るい笑顔で過ごせる病棟」をモットーに、できる限り患者様の思いに寄り添い、患者様の「その方らしい」生活を大切にした看護・介護を心がけています。

高齢の方が多いこともあり、既往の身体疾患の管理や、日常生活援助、精神心理的ケアを行っています。

身体疾患の管理では、常勤の内科専門医・看護師・介護福祉士など、多職種で治療ケアを24時間体制で行っており、疾患急性期においては、ナースステーションに隣接したハイケア病室での治療を行います。

日常生活援助では、患者様の希望される生活にあわせて援助を行うため、患者様やご家族様、当院リハビリ職を含む多職種で話し合いを行いながら進めています。

精神心理的ケアにおいては、患者様の個性に合わせて、これまでの人間関係や社会的役割など、多様な視点で理解し、関わることを大切にしています。

認知機能の低下がある患者様が、社会とのつながりを保ちながら、その方らしく地域生活が行えるように支援しています。

充実した毎日の作業療法プログラム

作業療法士によるリハビリテーションプログラムが開催されています。

見当識障害に働きかけるリアリティオリエンテーションや、回想法・体操・音楽・ゲーム・喫茶などを取り入れた集団活動が和やかな雰囲気の中で開催され、心と身体のバランスを整えられるよう治療・支援が行われています。

当病棟には70~90歳代の幅広い年齢層の患者様がいらっしゃり、その個性や疾患特性に対応できる様に、必ず複数の作業療法士が活動に参加します。

季節を感じる色々なイベントも月ごとに開催され、入院生活に彩りを添えています。

作業療法士は病棟職員と連携し、入院生活が少しでも楽しく豊かになり、患者様一人一人の主体性が尊重される暮らしを目指して、プログラムを組み立てています。

口から食べることへのサポートについて

認知症の患者様の中には、食欲が出ない、食べ物を上手く飲み込めないといったことが原因で、食事摂取量の低下を招くことがあります。食事が進まない事で低栄養のリスクが高くなります。また、食べ物を誤嚥して起こす“誤嚥性肺炎”にも注意が必要です。

当院では、医師・看護師・管理栄養士・言語聴覚士・介護福祉士・作業療法士・歯科衛生士等の多職種スタッフが連携して患者様の栄養管理や、嚥下評価を行い、リハビリテーションを行います。栄養科とも連携して形態に配慮した食事を提供しています。食べたい物を、安全で美味しく楽しんでもらえるよう支援しています。

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ご相談は医療連携・相談室にて受け付けています。

相談受付時間 9:00〜17:00(日・祝日は除く)