公認心理師 Clinical Psychologist
山田病院の公認心理師
薫風会では、公認心理師が活躍できる場所がたくさんあります。思春期から老年期、入院から地域で生活する方々、急性期から回復期の患者様、そしてご家族様に、私たちは、関わっていきます。基本は、患者様の心に寄り添い、そして、心理検査、カウンセリング、多職種チームによる心理教育のスキルを身に付け提供していくことです。
仕事紹介
心理検査
医師の指示のもと実施します。一番は、検査を受けられる患者様の今後の治療・生活に役立てられることです。担当医の意向、患者様の希望、心理師の視点から、検査を組み立て、多角的にアセスメントします。心理検査の実施から結果まで、担当心理師が一人で抱え込むことなく、責任をもって実施できるようサポートします。心理室では、いつでも、同僚の心理師に相談できます。(1年目は、プリセプター実施)
カウンセリング
医師の指示のもと実施します。
私たちは、素朴な会話を大事にしながら、患者様本人の気づきにつながるよう努めます。
今の気持ちを丁寧に伺い、心の整理につながっていく物事のとらえ方を見つめなおし、新しい視点に気づくこれまでのやり方を知り、今の自分にあった行動を試す心理室内のカンファレンスを定期的に実施し、担当者が一人で困らないようにサポートします。外部の研修を受けてスキルの向上に努めています。(1~2年目は、プリセプター実施)
認知症疾患医療センター
当院は、都が指定する北多摩北部保健医療圏認知症疾患医療センターを併設しており、専門医による鑑別診断が行われています。
心理師には、鑑別診断を受けられる患者様の認知機能を評価・検討し、担当医に報告する役割と同時に、医療連携相談室・外来スタッフとの密な連携業務が必要とされます。また、初めて精神科に訪れる患者様・ご家族への配慮なども大切な心構えのひとつです。
デイケア
デイケア室では、多職種(医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士など)のチームで、利用者の方の個別の悩みや相談に合わせて、精神障害者の自立の支援を行っています。
心理師は、随時、トピックプログラムとして、アサーション、アンガーマネジメント、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、心理教育などのプログラムを通して、利用者のリカバリーに向けた援助をしています。
田無メンタルクリニック
法人内にあります田無メンタルクリニックでは、医師の指示のもと、心理検査やカウンセリングを実施します。患者様は、働きながらメンタルの不調に向き合う方、大切な方を亡くされた方、体の病気や育児ストレスからくる不安をかかえている方など、様々な心の状態にあります。お会いするときには、ゆっくり安心してお話しいただけるよう努めています。
リワークデイケア
田無メンタルクリニックに併設されているリワークデイケアでは、うつ病など休職された方の復職に向けたリハビリテーションを行っています。
多職種(医師、看護師、作業療法士、精神福祉士、心理師)がチームを組み、一人一人に合わせたリハビリテーションを実施しています。一言で“復職に向けたリハビリテーション”といっても、その取り組みは個別性に富んでいます。
勤務場所一覧
- 認知症疾患医療センター
- デイケア
- 田無メンタルクリニック
- リワークデイケア
職員の声
研修制度
入職してから1年間は、必ず誰かがついて、業務の実施の方法などを研修しますので、ご安心ください。
また、心理教育プログラムを受け持つ前に、必ず外部研修にも参加していただきます。
ほかにも、実施私的な心理検査の解釈についての相談も受けますし、指導も行っています。心理室内ではケースカンファレンスを行うため、ひとりでケースを抱え込んで不安になるということはならない体制を整えています。